~ シュリ・チンモイ 著書「瞑想-人間の完成と神の満足」より
我が魂は
人生の闘いを超え
無限を飛んでゆく火の鳥
ウパニシャッドの一つは、瞑想には三種類あると述べている。低いレベルの瞑想、微細な瞑想、そして超越瞑想だ。あなたの経験の場合は、このうちの最初の段階で起こっている。非常に高い瞑想をしているにもかかわらず、あなたは自分全体の存在がそこにあるとは感じられないのだ。霊的な意識においては非常に高い瞑想をしているのだが、完全に実りのあるものではない。内的家族のメンバー全員が参加してはいないからだ。
第二段階の瞑想では、自分の意識を完全に認識し、その中でその意識と完全に一つになる。今はただ意識という言葉を使っているだけだが、この段階になると、実際に意識が何なのか見えて、感じられるようになる。一瞬一瞬に、自分の中にある聖なる光の一筋、そしてすべてに行きわたる光が見えるようになる。この光が至高なるものとあなたを結んでいるのだ。この瞑想の段階では、あなたは地球と天国をつなぐ存在になる。
第三段階の最も高い瞑想は、超越瞑想だ。この段階では自分自身を「瞑想する者」と「瞑想それ自体」の両方として感じること、または見ることができる。この段階では見るものと見られるものが一緒になる。これが起こるのは最高の超越の意識でだけだ。それは、誘惑、フラストレーション、不安、恐れ、嫉妬、失敗といった自然の舞を超えたところにある。でもだからといって、低いレベルの瞑想では自分なりの最も深い瞑想には入れないということはない。入ることはできるが、その最高に深い瞑想を享受しているのはハートと魂だけだ。身体、バイタル、マインドは享受してはいない。それでこのレベルの瞑想を低いレベルの瞑想と呼ぶ。
Q: 魂が体から出てしまったという経験を瞑想中に一度したのですが。
A: 瞑想中に魂が体から出るということはある。場合によっては魂が本当にパワフルに前面に出てきて、身体の意識がなくなってしまうか覆い隠されてしまうか、または魂の光によって完全に光が当てられ、変革されてしまう。
Q: 瞑想中に見えるオーラについてお話ししてくれますか。
A: 人間は誰でもオーラがある。瞑想中に自分のオーラが見えるかもしれないが、集中している最中や寝ている間にも見えることがあるかもしれない。瞑想とオーラに直接のつながりはなく、ただひとつ言えるとすれば、瞑想することによってより平穏な意識に入っていき、そのような意識のときはオーラが見えやすい。
~ シュリ・チンモイ 著書「瞑想-人間の完成と神の満足」より