目を開けているか、閉じるか?

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~ シュリ・チンモイ 著書「瞑想-人間の完成と神の満足」より


瞑想は神聖な贈り物だ瞑想はこの世での人生をシンプルにし、精スピリチュアルライフ神生活に活力を与えてくれる瞑想によって人生は、自然でのびのびしたものになるとにかく自然でのびのびし自分自身の神聖さを一息ごとに意識しないではいられなくなる

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目を開けたまま瞑想したほうがいいのか、と聞かれることが多い。目をつぶって瞑想をすると、殆どの人たちはが眠ってしまう。五分ほどは瞑想をしても、後の十五分は眠りの世界に入ってしまうのだ。ダイナミックなエネルギーを得るのではなく、だるさ・自己満足・そしてある種の安らかで甘美な感覚を覚えるだけだ。

瞑想中に目をつぶり眠りの世界に入ると、様々な空想を楽しむことが出来る。あなたは持ち前の豊かな想像力で、より高い世界に入っていくのだと感じるかも知れない。実際、すばらしい瞑想をしているのだと思い込む方法はたくさんある。

だから、目は半分開き、半分閉じた状態でいるのが一番いい。このようにして、あなたは木の根元と最も高いこずえにある枝に同時にいることが出来る。目を半分開けている自分は、〈母なる地球〉を象徴する根元にいる。一方目を半分閉じている自分がいるのは一番高いところにある枝、ヴィジョンの世界、または〈天国〉と言える。あなたの意識は最高の高みにいると同時にこの地球上にもいて、世界を変革しようとしているのだ。

半眼の状態で瞑想するとき、これを「獅子の瞑想」と云う。こころの奥深くに行っている間も意識して、物質世界にも無意識の世界にも注意を払っていることが出来る。物質界の騒音と混乱、そして無意識界の眠りがあなたを呼んでいる。しかしあなたはそのどちらも乗り越えているところなのだ。「OK、僕の意識ははっきりしている。そちらの世界へ連れて行くことは出来ないんだよ。」とあなたは言っているのだ。目が半開きなので、眠りに落ちることはない。こうして無意識の世界に挑んでいるのだ。同時に周りで何が起こっているか見えているから物質界のコントロールも保つことが出来る。

~ シュリ・チンモイ 著書「瞑想-人間の完成と神の満足」より

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